福井の商品撮影|チョコレートが流れる瞬間で伝える「できたて」の魅力

福井での商品撮影・コーンにチョコレートをかけて仕上げる瞬間
完成した姿ではなく、チョコレートが流れ落ちる途中を写すことで、目の前で仕上がっていく期待感まで伝える一枚に。

こんにちは。カメラマンの松山文弥です。

この写真で僕が残したかったのは、
完成した商品のきれいな姿ではありません。

コーンにチョコレートが触れ、
表面を包みながら流れ落ちていく、その途中です。

商品を見せるだけなら、きれいに仕上げてから撮る方法もあります。

それでもこの瞬間を選んだのは、「食べたい」と感じる気持ちは、
完成形だけから生まれるとは限らないからです。

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チョコレートが「止まる前」を主役にした理由

この場面で一番目を引いたのは、
上から細く伸びるチョコレートと、コーンの上で広がっていく艶でした。

完全に固まってしまえば形は整いますが、
流れている途中には温度や粘り、やわらかさがあります。

僕はそこに、この商品の「今まさに作られている」という魅力を感じました。

そこでコーンそのものを説明的に見せるより、
チョコレートが触れた場所へ自然に目が向く距離まで寄っています。

背景の機械もすべて見せず、何が起きているのか理解できる分だけ残しました。
情報を減らしたことで、見る人の視線はまず艶のあるチョコレートへ向かい、
そのあとコーン、奥の流れへとつながります。

艶が見えると、写真から食感まで想像できる

チョコレートの魅力を伝えるうえで、
色だけをきれいに出しても十分ではありません。

この写真では表面に入る光を見ながら、
液体の丸みと厚みが感じられる位置を探しました。

明るい部分があるからこそ、チョコレートが平面的な茶色ではなく、
とろりとした質感として見えてきます。

強すぎる光で艶を飛ばさず、暗くして粘りを失わせない。

その間を見ながら撮っています。
料理やスイーツの写真を見るときは、「色がきれいか」だけでなく、
「触ったときの感触まで想像できるか」という見方をしてみてください。

自社の商品写真を選ぶときにも使える基準です。

手を写し切らないことで、作る動作だけを残す

画面上部には作業する手があります。
ただ、人物を主役にはしていません。

青い手袋は必要な範囲だけ入り、その先からチョコレートが落ちてくる構成にしました。

誰が作っているかではなく、
「人の手で今仕上げられている」
という事実を感じてほしかったからです。

撮影する側にとっても、
動作の写真では手や道具を全部入れる必要はありません。

何をしている場面なのかが伝わる最小限の情報を残すと、
主役がぶれにくくなります。

店舗側がSNSやWebサイト用の写真を選ぶときも同じで、
写っている情報量が多い写真より、一目で伝えたいものが分かる写真のほうが強く機能する場面があります。

完成品だけでは伝わらない店の魅力がある

スイーツや飲食店の商品撮影では、
メニューとして完成品を正確に見せる写真が必要です。

ただ、お店を選ぶ人が知りたいのは形や価格だけではありません。
「どんなふうに作られているんだろう」
「目の前で仕上がるとどんな感じなんだろう」

という体験への期待もあります。

この一枚は、まさにその部分を担える写真です。

完成写真とこうした工程の写真を組み合わせると、
商品だけでなく、その場所で買う理由まで伝えやすくなります。

福井県で飲食店やスイーツ、食品の商品撮影を考えるとき、
僕は完成した料理だけを見て撮影内容を決めません。

仕込みや仕上げ、手渡す瞬間まで見ながら、
そのお店だから写せる場面を探します。

「何を売っているか」の一歩先を写真にする

この写真を撮りながら僕が考えていたのは、
チョコレートをきれいに写すことより、
「この瞬間を実際に見たら、どんな気持ちになるだろう」
ということでした。

目の前でチョコレートが流れ、
コーンを覆っていく。そこには完成品の物撮りとは違う、待っている時間まで含めたおいしさがあります。

店舗や商品の発信を見直すときは、
完成品の写真だけが並んでいないか、一度見返してみてください。

作る途中にこそ、
その店らしさが見えることがあります。


僕はそうした小さな瞬間を拾いながら、
見た人が「ここで食べてみたい」と想像できる写真を考えています。

福井で飲食店やスイーツの商品撮影を検討されている方は、
撮りたい商品が決まりきっていない段階でも大丈夫です。

何を見せればお店の魅力が伝わるのか、そこから一緒に考えます。

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