
こんにちは。
カメラマンの松山文弥です。
今回の写真で僕が伝えたかったのは、
「この人なら身体を任せられそう」と感じる指導への真剣さです。
僕がシャッターを切りたくなったのは、
トレーナーがカメラを意識している瞬間ではありません。
相手の身体に手を添え、視線を向け、
動きを確かめている瞬間でした。
伸ばした腕。相手の身体へ向けられた目線。少し汗の残る表情。
その一つひとつから、目の前の人に集中していることが伝わってきます。
だからこの写真では、格好良く見せることよりも、
普段の指導にある説得力を残すことを大切にしました。
今回の撮影について
トレーニングの撮影では、動きの大きな瞬間が目を引きます。
でも、この場面で僕が惹かれたのは動きそのものではなく、
トレーナーとお客様との距離でした。
身体の状態を目で確認しながら、片方の手を伸ばし、
もう片方の手を添えている。
その距離の近さには、単に運動を教えるだけではない関わり方が表れています。
僕はそこを邪魔したくありませんでした。
声をかけてポーズをつくるのではなく、
実際の指導の流れの中で表情と手の動きが重なる瞬間を待ちました。
写真の見どころ
この写真の中心にあるのは表情と手です。
トレーナーの視線を追うと、その先には伸ばした手があり、
指導を受けている方の身体へつながります。
顔だけを大きく見せてしまうと、この関係性は伝わりません。
だから少し引いた距離から腕までしっかり残しました。
画面右側に相手の身体を大きく入れたことで、
トレーナーが誰に、どのように向き合っているのかが一枚の中で見えるようにしています。
撮影で大切にしたこと
僕が現場で考えていたのは、
トレーナーの「仕事をしている顔」を残すことでした。
カメラへ向けた笑顔より、目の前のお客様だけを見ている表情のほうが、
その人の仕事への姿勢は強く伝わります。
この瞬間もそうでした。額には汗があり、髪も少し濡れています。
それを整えすぎてしまえば、現場にある温度まで消えてしまいます。
トレーニングの途中だからこそ生まれる表情を、
そのまま写真の強さにしたいと思いました。
ライティング
顔や腕に入る光は明るく見せるためだけではなく、
指導している身体の動きを感じてもらうために大切にしています。
頬や腕には明るい部分と影が残り、筋肉の立体感が自然に見えます。
汗にも小さく光が入り、この場で実際に身体を動かしている温度が伝わります。
背景は少し暗く落ち着いているので、
視線は自然と表情と手元へ向かいます。
清潔感は残しながら、トレーニング現場らしい力強さを消さない光を選びました。
構図
僕はトレーナーの顔を画面の中心には置いていません。
視線と腕が右上へ伸びていく流れをそのまま構図に使いたかったからです。
左側から表情を見て、その視線を追い、腕の先へ進む。
そこに指導を受けている方の身体があります。
この流れがあることで、ただ人物を写した写真ではなく、
「今まさに指導している」という状況が伝わります。
背景にトレーニング環境を少し残したのも、
この瞬間がつくられたポーズではなく、実際の現場にある時間だと感じてもらうためです。
色
ウェアの深いネイビーが、この写真全体を引き締めています。
肌の色との対比も強く、腕や表情へ自然に目が向きます。
僕はここで色を派手に見せる必要はないと感じました。
トレーナーの落ち着きや専門性を伝えるには、
ネイビーを軸にした少し抑えた空気のほうが合っています。
その中に肌の温度が入ることで、人と人が直接向き合っている感覚も残りました。
空気感
この写真には、笑顔ではないからこそ伝わる信頼感があります。
トレーナーはカメラを見ていません。
意識は完全に目の前の身体へ向いています。
その集中した空気を見たとき、僕は「ここを撮りたい」と感じました。
パーソナルトレーニングを検討している方が知りたいのは、
設備の充実だけではないはずです。
自分の身体を誰が見てくれるのか。どれだけ丁寧に向き合ってくれるのか。
この写真では、その答えになるような現場の空気を残しています。
写真がもたらす価値
パーソナルトレーニングは、
人がサービスの価値そのものになる仕事です。
だからホームページやSNSに掲載する写真にも、
「どんな人なのか」だけではなく「どんなふうに向き合ってくれるのか」が写っていることが大切だと僕は考えています。
この一枚には、身体へ触れる手、動きを追う視線、
汗の残る表情があります。
それらは文章だけでは伝えにくい指導の丁寧さや専門性を、
見る人へ直感的に届けてくれます。
初めて問い合わせを考えている方にとって、
写真はトレーナーと出会う最初の接点です。
そこで生まれる安心感や信頼感は、その後の予約や来店にもつながっていきます。
僕が撮りたいのは、ただ格好いいプロフィールではありません。
その人が実際に仕事へ向き合っている姿を通して、
サービスを選ぶ理由まで伝わる写真です。
福井県でパーソナルトレーニングやジム、
身体に関わるサービスの魅力を写真できちんと届けたいときは、普段どんなふうにお客様と向き合っているのか、その現場から一緒に考えさせてください。




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